手作りの味わいが魅力的なインドのブロックプリントの生地。
それまでは全ての生地を自分でプリントしていましたが、自分でデザインした模様で
インドで職人さんに作ってもらいたい!と思いつき始めたプロジェクトです。
2016年、インドのラジャスタン州バグルー村にある工房に手描きのデザイン画を
持って行きました。現地の制作の工程や労働環境を実際に見ること、実際に
制作に携わるのはどんな人々なのか、始める前に知っておきたかったのです。
また技術的な面でも職人さんや工房の方々に教えてもらいたい事がいくつもありました。
その時の滞在では版を作るところから染色の工程を一通り見て、
サンプル作りまで行いました。
2019年からはジャイプールにある工房に変わり、毎年数種類づつ新しい生地を作っています。
※プリントに使う染料は植物由来のものを使用しています。


ブロックプリント生地
ブロックプリントは、木を彫って版を作り布に押していくインドの伝統技法。
何メートルもある生地に端からリズミカルにボンボンと押して、模様を連続させます。
全て手作業で進んでいくので、大きな版を使うシルクスクリーン技法や機械で
プリントするものとは違った味わいのある生地ができます。
伝統的な模様やモダンなものなど既に現地には様々な素敵な模様が存在します。
オリジナルで作るからには、ブロックプリントの特性を活かしつつ
wooらしい模様や色使いにしたいと思い毎回デザインしています。


洋服作り
woo textilesの洋服は全てオリジナル。
洋服部門の担当であるOkara 木村緑がパターンからサンプル作りまで一貫して行います。
テキスタイルを活かした形で、もちろん着心地は良く、普段着としてリラックスして
着られるけれど少しよそ行きにもなるような、流行に左右されない洋服を目指しています。
また年齢、体型に関わらず色んな方が気分良く着られる服が作れると良いなと思っています。


セミオーダーについて
ブロックプリント生地の洋服はセミオーダーでお作りしています。
展示会場で色と形を選んでご試着いただき、オーダー頂いてひと月程度を
目安にお届けします。
パンツやスカートは裾丈の微調整が可能です。
セミオーダーにしている1番の理由は、無駄になるものを作らないため。
量産するとどうしても売れ残るものが出て、それはセールになりそれでも余れば廃棄されます。
せっかく作ったものが廃棄になるのは悲しいだけでなく、エネルギーも必要になる。
私たちはそんなスタイルに疑問を持ち、出来るだけ必要とされる数だけを作るため
セミオーダーのスタイルを採用しています。


サイズ展開
woo textilesは小さなブランドですが、洋服にはサイズ展開があります。
(1-2-3という表記でXSからLもしくはXL、4-5はメンズサイズです)
身長170cmと大柄な為に洋服探しに苦労したデザイナーの
フリーサイズ、ワンサイズは着られない。悲しい。という経験もあり、
またサイズ、丈がきちんとあった服を着る、その選択肢があるという事も大事にしたい
と思いサイズ展開をしています。
(それでも全ての方に合う程のサイズ展開は出来ていませんが、
気になることがありましたらご相談ください)